姫路市飾磨区阿成植木の歯科医院「こころ歯科クリニック」の公式ブログです。

息子が高校３年生の時　学校の帰りに交通事故に遭い入院したときの話です。

病院の夕食が終わり、台をふくためにふきんを濡らしに水道場に行った所に

息子と同じ年頃の男の子が座って歯磨きをしていました。

その男の子は私が近づくと、にっこり微笑んで「どうぞ」と蛇口の前を開けてくれました。

片手に歯ブラシ、もう一方の手には参考書。

「何年生？どこの学校行ってるの？」って尋ねたら

「高３です。西高に通ってます。」

流石　西高生。参考書を読みながらの歯磨き。

歯だけを磨いていると、あれをしなっくちゃと、他の用事を思い出して歯磨きを適当に終わらせて次の用事をしてしまいます。何かをしながら磨くと、時間をかけて丁寧に結果磨けています。

きっと彼は歯科に行ったときにそのことを習い、ちゃんと実行しているのです。

それも参考書を読みながらというところに　流石です　高校生の鏡

私は「頑張ってね」と声を掛けた後　息子の病室に帰り、私が目にした光景は

寝っ転がり　漫画本を馬鹿笑いしながら読んでいる息子。

私は思っていました。

西高に通うキリギリスの彼が、ありのように頑張って勉強しているのに

何故　ありの立場の息子が、キリギリスのように遊んでいるのか。お母さんはがっかりです。

その後　息子の成績で頭を悩ませた事は言うまでもない。ガックシ！！！