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乳歯のすきっ歯

2019年10月に兵庫県姫路市飾磨区阿成植木で開業予定、飾磨・亀山・妻鹿駅の歯医者「こころ歯科クリニック」の公式ブログです。

小さな頃、お子さんの乳歯がきっちりと隙間なく並んでいて、笑顔も可愛く歯並びもきれいで安心!…と、思っていたはずなのに、段々と歯と歯の間に隙間ができて、すきっ歯になってしまった!と、歯科医院に相談に来られるかたがよくおられます。

乳歯列は、2歳半から3歳くらいで完成してきれいに並びます。その後、5歳くらいになると、体の成長とともにあごも大きく育ちます。すると、乳歯の歯と歯の間に隙間ができてきます。

歯と歯の間に隙間が空いた小学校入学前後の子供たちは、ユーモラスな独特の愛嬌がありますよね。このすき間は、5歳前後のお子さんにとってはある方が正常な状態です。

6歳ごろから大人の歯が生え始めて、混合歯列になり、やがて永久歯が生え揃います。実はこのすき間は、大きな永久歯が生えてきた時に、きれいに並ぶための大切なスペースになります。顎がしっかりと発育したお子さんには、このスペースがしっかりと確保されます。ところが、近頃は、このスペースの備えのないまま、永久歯が生え替わる時期に突入するお子さんが目立ちます。

日本人はコメを中心として、水産物、畜産物、野菜等の多種多様なおかずを食べていましたが、欧米化が進み、肉や炭水化物を中心とした高エネルギーで、柔らかい食べ物が増えました。柔らかいものばかり食べていては、咀嚼回数(噛む回数)が減り、あごの成長もそれに比例して成長しません。

歯の生え替わりはお子さんによって個性があり早い遅いはまちまちです。生え替わりが早く進むお子さんもいれば、じっくりゆっくりと進むお子さんもいます。なかなか生え替わらないと心配になるかもしれませんが、永久歯への生え替わりは早ければいいというわけではなく、じっくりゆっくり生え替わるお子さんのほうが、あごの成長する時間が長く確保でき、良い歯並びになるのは有利だと言われています。

ただし、時々歯胚(歯の赤ちゃん)がもともとなく、歯が生えて来ないこともあります。パノラマX線写真を撮れば、歯胚の有無を調べることができるのであごの骨の中で進んでいる永久歯の育ち具合を確認しながら、お子さんのお口の成長を見守り、将来のお子さんの歯並びについて診断していきます。

小さい頃から歯科医院でのフッ素塗布や定期検診で歯科医師に見てもらっていると、そういった兆候があった場合に早期発見できて、咬合育成やお口の周りの筋肉を鍛えることで改善できる場合もあります。早めに歯科医院で診てもらい、気になることはお気軽に相談してください。

 

参考文献:nico 2013年10月号

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