2019年10月に兵庫県姫路市飾磨区阿成植木で開業予定、飾磨・亀山・妻鹿駅の歯医者「こころ歯科クリニック」の公式ブログです。

個人差はありますが５歳から６歳ごろになると、下の前歯が抜けて新しい永久歯が生えてきます。

その前後の時期には、口の中にある乳歯の一番奥に、大きな永久歯が新たに生えてきます。この歯を、６歳臼歯や第一大臼歯と言います。

この６歳臼歯は、とても大切な歯でかみ合わせの基準となり、後から生えてくる永久歯が正しく生える目印となります。

この６歳臼歯は、永久歯の中で最も大きく、噛む力も強い歯です。

この歯を失うと、噛む力は半分以下になってしまいます。

６歳臼歯は完全に生えるまでに約１年かかり、生えはじめの状態は、背が低く上下の歯がかみ合っていません。少し歯ぐきに覆われているので汚れが溜まりやすく、歯磨きが非常にしにくくなっています。

生えてすぐの永久歯は幼若永久歯と呼ばれ、歯の質が弱く、抵抗力がないため虫歯になりやすい歯です。タケノコが竹になるように、歯も唾液中の成分と取り込み数年かけて硬くなっていくのです。

６歳臼歯を虫歯にしないためにできることは、砂糖が入った甘い食べ物をできるだけ控えて、食べたら磨くという歯磨き習慣をつけましょう。

また、６歳臼歯はお口の中でも一番奥に生えており、毎晩お父さんお母さんが、仕上げ磨きしてあげるようにしましょう。

かかりつけ歯科医を持ち、定期的に検診や歯磨き指導、フッ化物塗布、シーラント（予防処置）を受けましょう。市販の歯磨剤（歯磨き粉）の中に含まれるフッ化物は、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化ナトリウム、フッ化第一スズなどと表示されています。

 

 

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