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2019年10月に兵庫県姫路市飾磨区阿成植木で開業予定、飾磨・亀山・妻鹿駅の歯医者「こころ歯科クリニック」の公式ブログです。
医科歯科連携とは、医科と歯科が連携してより安全に、より効果の高い治療ができるように協力し合うことを言います。
お口とからだはつながっているので、歯科治療は患者さんの体調からさまざまな影響を受けます。歯を抜く、歯ぐきを切開するなどの外科処置をともなう場合はことに、患者さんの健康状態が、傷口の回復など、その後の経過に大きく影響します。
例えば、糖尿病の患者さんの場合、血糖値が高くなるほど細菌への抵抗力が落ち、傷口に炎症を起こしやすくなります。健康な患者さんより多めに消毒に通っていただくなどの特別な配慮が重要になってきます。
そこで、歯科医師は、患者さんが書いてくださる問診票や、問診の際にお聞きしたお話をもとに、必要と判断した場合には、患者さんが治療を受けている主治医に連絡を取り、患者さんの健康状態について確認します。時には、改めて検査を受けていただき、そのデータの提供を受けて無理のない治療計画を立てることになります。
医科で受けている治療のおかげで、持病がうまくコントロールされ体調が良くなれば、からだの抵抗力が、増すなどして、通常は歯科治療にも良い影響があります。
しかし、中には例外もあります。患者さんの持病の治療にとって欠かせない薬が、歯科治療にとっては、不利に働く場合があります。例えば、脳血栓を防ぐために血液がサラサラになる薬(抗血栓薬)を飲んでいる患者さんは、血が止まりにくく、抜歯や歯ぐきを切る処置をする場合は特に注意が必要です。
医科歯科連携は、さまざまな医科の分野や介護の現場でも、近年多くの成果をあげるようになりました。がん治療の副作用である口内炎や肺炎を予防し軽減して、がん治療をスムーズにするための歯科治療や口腔ケアが始まっています。また症例によっては、歯周病の治療が糖尿病の血糖値を下げる効果があることも明らかになり、生活習慣の改善とともに歯科の治療が役に立っています。介護の現場でも、高齢者の代表的な死因である誤嚥性肺炎を防ぐための歯科の口腔ケアが大活躍しています。
このように医科と歯科が連携することで、互いの治療の効果を高め合うことができるのです。患者さんのお役に立つ医療形態に今後も注目していただきたいと思います。
参考文献:nico 2014年1月号
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