こころ歯科クリニック

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急に歯が痛くなった時のおはなし

姫路市飾磨区阿成植木の歯科医院「こころ歯科クリニック」の公式ブログです。

こんにちは。歯科医師の松本です。

急患の患者様の訴えでは「急に歯が痛くなったので診てほしいです!」というものがよくあります。

歯の痛みの種類はいくつかあるのですが、我慢できなくて歯医者に電話するほど…と言うときは大きく分けて(かなり大雑把によく起こるものをピックアップ)2パターンあると思っています。

①虫歯が大きい時の痛み

虫歯を放置して歯の中で大きくなり歯の神経のあるところの近く、またはその場所まで近接することで痛みが生じる時です。

虫歯は穴が開くイメージが強いと思いますが、実際には歯が溶けて柔らかくなり穴が空いたりします。軟化象牙質というのですが、細菌感染を起こしているのでそれに接している神経は炎症を起こし激痛を生じます。

このような場合では感染源であるう蝕をしっかりとる必要があるので、麻酔をして虫歯の処置をします。神経まで感染を起こしていると神経まで触る必要があります。

 

②歯の周りで強く炎症を起こしている場合

歯が当たると痛みがある時もあるのですが実際に炎症を起こしているのは歯の周りの歯肉や骨、歯根膜(歯根の周りの部分)などです。

麻酔は歯肉から歯槽骨にかけてゆっくり浸潤させて行うのですが、その部位が強く炎症を起こしているときは麻酔が効きづらくなっています。

人間の血液はpH7.4程度の弱アルカリ性に保たれているのですが、炎症状態だと炎症部位に集まる好中球やマクロファージによる乳酸の産生が起こり、酸性状態に傾きます。すると本来弱アルカリ下で作用する麻酔薬はなかなか取り込まれなくなり、効果が得られません。

痛みを取り除くための処置で激痛が起こりかねず、処置できないので、このような場合では貯まった膿の出口を作り圧を下げたり、抗生剤を飲んでいただいたりします。そして強い炎症反応を十分に抑えたのちにまた来院していただき処置をしています。

 

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このように状態や原因によって処置が変わります!

たとえばひとくちに親知らずが痛い…!となってもいわゆる智歯周囲炎の場合は抗生剤が効いたりしますし、う蝕が原因のときは多くの場合は抜歯した方が早く痛みを除去できます。逆に智歯周囲炎の場合だとすぐに抜いてほしい!となっても麻酔が効かないのでしっかり炎症を鎮めてから…となります。

かなり大雑把な分類をしたのですが痛みといっても他にも歯が破折したり、知覚過敏だったり、咬合性外傷だったりと原因は様々ですので気になる痛みがあるときは連絡いただくか来院した時にお声がけください。

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