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姫路市飾磨区阿成植木の歯科医院「こころ歯科クリニック」の公式ブログです。
こんにちは。歯科医師の松本です。
当院でも外科処置や化膿性炎症の際には抗生剤を処方しますが、
時々、抗生剤の副作用でお腹を崩した、という方がいらっしゃいます。
薬の副作用といえばアレルギーが最初に思いつきますが、
抗生剤による下痢の副作用は
クロストリジオイデス・ディフィシル(Clostridioides difficile[C. difficile])腸炎(=CD腸炎)と呼ばれていたりしており、
アレルギーとは違った成り立ちで起こっています。
クロストリジオイデス・ディフィシル(C. difficile)は新生児から成人までいろんな方の腸内に見られる細菌です。
いわゆる常在菌で、異常に多く増殖しない限りこれらが病気を引き起こすことはありません。
しかし、抗生剤の投与により腸内細菌のバランスが乱れ、クロストリジオイデス・ディフィシル(C. difficile)の増殖が優位になった時に下痢のような大腸症状が見られることがあります。
もしこのような症状が見られた場合は抗生剤の服用をすぐに中止していただいて医療機関にご相談ください。
余談ですが上記に記述した通り、これはアレルギー反応とは違う病態なので、
もし再度同じ種類の抗生剤を服用してしまってもアナフィラキシーショックになることはありません。(再発はあるようです…!)
抗生剤に限らず、アレルギー様症状は皮膚症状が多く、全身や粘膜に発赤や掻痒感がみられたり、呼吸器症状が出たりすればアレルギーの注意が必要です。
アレルギー反応があった薬物の再使用はアナフィラキシーショックという、重篤な身体症状が現れる(呼吸困難、急激な血圧低下、意識不明など)ことがあるので非常に注意が必要です。
なにか薬の副作用で気になったことがあればご相談ください。
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