姫路市飾磨区阿成植木の歯科医院「こころ歯科クリニック」の公式ブログです。

世界で一番かかっている人が最も多い病気は何だと思いますか？

答えは虫歯です。

世界保健機関（WHO）が２９１種類の病気を比較したところ、罹患数で世界１位になったのは「永久歯の虫歯」で３５.５％でした。

歯の病気ではそのほかに「重度の歯周病」が６位、「乳歯の虫歯」が１０位にランクインしています。

この統計結果は医療界に衝撃が走りました 😯

虫歯は一昔前に比べると減少傾向にあるのも事実です。近年、歯科医院でのフッ素やフッ素入り歯磨き粉の普及によって子供の虫歯はなんと３０年前の５分の１に減少しており、日本でも子供の虫歯が減ったというニュースは毎年耳にしますよね。

しかし、虫歯が減っている日本の子供たちに対しても油断はできません。

一度でも虫歯治療を受けると数年後に詰めた材料の劣化などが原因で再度虫歯になることがほとんどです。

そして大人の虫歯は増加傾向にあります。

調査結果によっては、９割の人に虫歯があるというデータもあるそうです。

大人虫歯の原因としては大きく２つあります。

①過去に銀歯や詰め物をした内部に虫歯ができてしまうケース

②歯ぐきが退縮することで歯の根面が露出し、虫歯になってしまうケース

こうして数年ごとの治療の繰り返しによって歯を失い、将来入れ歯生活になっている方は少なくありません。

歯は全部で２８本（親知らずを除いて）ありますが、このうち２０本あるとある程度のものは食べることができるとされています。

いつまでもおいしいものを食べ続けるための元気な歯は、日々の手入れから。

楽しく充実した食生活を送り続けるためには、妊産婦を含めて生まれてから亡くなるまでの全てのライフステージで健康な歯を保つことが大切 です。

ぜひ「８０歳で２０本のお口の中」を目指してくださいね！

 

 

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