2019年9月に兵庫県姫路市飾磨区阿成植木で開業予定のこころ歯科こども歯科クリニックの公式ブログです。

この時期になると冷たいものを食べたり、キンキンに冷えた飲み物を飲みたくなりますよね。

そんな時にキーン！としみる事はありませんか？

歯が一時的にしみる症状として知られているにが知覚過敏です。知覚過敏は、象牙質が歯髄に外から刺激を伝えることで起こります。

エナメル質がなんらかの理由で穴が開き、象牙質がむき出しになると、象牙質の受ける様々な刺激が歯髄に伝わってしまうのです。

こうした具体的な病因があって起こる痛みを「急性痛」と呼びます。急性痛は、原因を取り除くことで自然に治ります。知覚過敏は急性痛の一種で、むき出しになった象牙質を覆うことで止まります。（歯の内部で炎症が起きはじめている場合は炎症を取り除く必要があります）

知覚過敏は、ただ「しみる」というだけではありません。虫歯ができた！と察知した歯髄からの警報かもしれないので、油断大敵です。

虫歯になりエナメル質に穴が開くと、噛んだ時の刺激や、熱い、冷たいなどが歯髄に伝わってキーンとしみます。この穴から細菌が入り込むと悪化し穴が深くなると、もっと強い痛みになっていきます。

また、虫歯以外の原因で起こる知覚過敏もあります。歯周病になり歯ぐきがやせると、歯根の象牙質が露出してしまうのです。ストレスによる噛みしめや歯ぎしりの力によって、エナメル質が痛みひびや欠けてしまったりした時に起こります。

こうしたダメージに追い打ちをかけるのが、力強くゴシゴシ歯磨きをしたり、酸性の食べ物や飲み物による酸蝕です。このような生活習慣でもエナメル質が失われます。

しみる原因を取り除くには、象牙質を覆う治療を受けるとともに、生活習慣を変えることが大切です。単なる知覚過敏だと油断していると、細菌が入り込んで大きな虫歯になってしまうこともあります。

歯がしみる！と感じたら、早めに歯科医院を受診しましょう！

 

参考文献：nico 2013年1月

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