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2019年10月に兵庫県姫路市飾磨区阿成植木で開業予定、飾磨・亀山・妻鹿駅の歯医者「こころ歯科クリニック」の公式ブログです。
皆さんは、電動歯ブラシを使ったことがありますか?
電動歯ブラシとまとめて呼ばれていますが、細かく分けると、電動歯ブラシ、音波ブラシ、超音波ブラシに分けることができます。この3つの電動歯ブラシの違いについてお話しします。
電動歯ブラシは、1960年ごろから手用歯ブラシでの細かい作業が困難な子どもや高齢者などに推奨されてきました。現在では、様々な振動様式のものが市販されており、持ち運びが便利なコンパクトなものや、見た目がおしゃれな電動歯ブラシも増えて、使用者が増えています。
電動歯ブラシは、振動や反転などの動きによってプラークを除去します。ストローク数は、毎分2000から10000回と、機種により様々です。毛先がうまく当たるとブラッシング効果が高いので、ブラッシングの時間が短縮できて、歯肉のマッサージ効果が得られるとも言われています。
ただ、歯間部のブラッシングは不十分なので補助的清掃用具である歯間ブラシやデンタルフロスの併用が必要です。また、ブラッシング圧にも注意が必要で、過度のブラッシング圧がかかると歯肉退縮や歯の摩耗を引き起こす原因となります。歯間部については、音波歯ブラシも超音波歯ブラシも同様です。
音波ブラシは、リニアモーターの技術を利用しており、N極とS極を1秒間に約500回というスピードで切り替えることにより、毎分約30000回振動させて音波エネルギーを発生させています。
お口の中で左右1から5mmの振れ幅が唾液などの水分を激しく振動させて、同時に多量の泡を発生させています。この泡は、歯周病原細菌の線毛を破壊して最近の構造にダメージを与えます。また、歯周組織の炎症軽減、歯肉の細胞増殖を活性化させる作用もあります。歯肉や歯を傷つけることが少なく、唾液の分泌量を増加させるなどの効果もあると言われています。
超音波ブラシは、音波ブラシと同様に新しいタイプの電動歯ブラシで、持ち手のあたりに内蔵された超音波発振子が生み出す超音波と手の動きによってプラークを除去します。超音波を毛先に発生させることにより、プラークとの結合力を弱めたり、再発性口内炎の治癒や口内炎予防に効果があり、直接細菌に影響を与えると言われています。特に歯周ポケットが深い歯周病患者の方や再発性アフタ性口内炎の患者さんに適しています。
しかし、超音波歯ブラシは、心臓ペースメーカーや除細動器を使用している患者さんには、誤作動の恐れがある為、注意が必要です。
どの電動歯ブラシでも適切に使用すれば、手用の歯ブラシと変わりなく使用することが可能ですが、手用歯ブラシで十分なプラークコントロールができているなど、人によっては向き不向きがあるので必要に応じて使用するようにした方がいいでしょう。
また電動歯ブラシが効率よくプラークを除去できると過信して歯ブラシの当て方をいい加減にしてしまうと大問題です。電動歯ブラシでも手用歯ブラシでも、目的はプラークを除去することです。
プラークを除去して、お口の健康を維持しましょう!
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