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2019年10月に兵庫県姫路市飾磨区阿成植木で開業予定、飾磨・亀山・妻鹿駅の歯医者「こころ歯科クリニック」の公式ブログです。
幼若永久歯とは、生えてきたばかりの大人の歯で、歯が未成熟のためむし歯になりやすく、抵抗力が低いという特徴があります。
また、副隆線が多く小窩裂孔が深いため、かみ合わせの面の形態が複雑です。歯の一番表面にあるエナメル質の石灰化が不十分(未成熟)で耐酸性が低く、エナメル質の1つ内側にある象牙質は、薄くて歯髄腔が大きいため、歯髄炎に波及しやすくなっています。そして歯根が未完成のため歯内療法が難しく予後も不良になりやすいという特徴があります。
第一大臼歯と呼ばれる6歳臼歯の、むし歯罹患率は、10〜14歳の子どもで上顎が25%、下顎で41%と、永久歯の中で最も高い罹患率を示しています。
生えたばかりの第一大臼歯は、乳臼歯の一番奥、遠心側に萌出するためその萌出に気づきのが遅れることもあります。また、ブラッシングでは、歯面に当たりづらく清掃が不十分になってしまうこと、萌出に時間がかかってしまう分より気をつけて磨く必要があります。
乳歯から永久歯への生え変わりは、個人差はありますが、おおよそ6歳頃から始まり12歳頃だと言われています。その後、12歳から13歳頃に第二大臼歯が萌出して、第3大臼歯や智歯と呼ばれる親知らずは17歳から21歳頃に生えると言われていますが、第3大臼歯は生える人と生えない人がいます。
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